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意外と知らない!?ゲームの小ネタ

テトリスの小ネタ|名前の後半は、開発者が好きな「テニス」から

テトリスの名前は「tetra」と「tennis」から。4つの正方形、7種類のピース、元になったパズル、1984年の誕生から世界へ広がる過程まで、公式資料を使って名前の背景をたどります。

テトリスの名前に、「テニス」が入ってる?(当サイト独自の文字デザイン)

テトリスとテニスは、遊び方も道具も違います。それでも、名前の由来には本当につながりがあります。テトリス公式サイトは、開発者のAlexey Pajitnov氏が「4」を表す言葉と、自分の好きなスポーツを組み合わせて名づけた、と紹介しています。 [1]

では、なぜ「4」なのか。ピースは7種類あるのに、おかしくないのか。名前を入口に、ゲームの形と、その始まりまで順にたどってみましょう。

1.「tetra」と「tennis」を合わせてTetrisに

公式の「About Tetris」が示しているのは、ギリシャ語で4を意味するtetraと、Pajitnov氏が好きだったtennisの組み合わせです。名前の後半がテニス由来、というのは響きから作った推測ではなく、公式に紹介されている命名の話です。 [1]

ここで大切なのは、語源とルールを分けること。テニスという単語が含まれていても、テトリスが球技を再現したゲームという意味にはなりません。ゲームの構造に関係する言葉と、作り手の好みが、同じ名前に入っています。

2.「4つの正方形」と「7種類の形」は、違う数

テトリスの基本ピースは、ひとつにつき4つの正方形でできています。そして、その形が7種類あると、公式サイトは説明しています。「4」はピース1個を作る正方形の数、「7」は使われる形の種類の数です。 [1]

この2つを混ぜなければ、名前の4とピースの7は矛盾しません。身近な例なら、「1セットに何個入っているか」と「セットの種類がいくつあるか」は別の数、ということです。これは数え方を理解するための本記事の例えです。

3.元になったのは、好きだったパズル

「About Tetris」は、Pajitnov氏がPentominosというパズルに着想を得て、上から落ちるピースをリアルタイムに配置する電子ゲームを作った、と紹介しています。静かに形を考えるパズルから、落ちてくるものへ対応するゲームが生まれた、という背景です。 [1]

元になった遊びがあることと、それをそのまま画面に移しただけであることは、同じではありません。「落ちてくる」という条件が加わると、どこへ置くかを考える時間も、判断の一部になります。ここは公式の紹介を踏まえた、遊び方についての本記事の読み解きです。

4.始まりは1984年、最初の版はElectronika 60で

公式の年表「The History of Tetris」は、1984年にモスクワで誕生し、Electronika 60というコンピューターで最初の版が開発されたと説明しています。開発者の公式プロフィールも、当時の勤務先がモスクワの科学アカデミーで、1984年6月に余暇を使って制作したと紹介しています。 [2] [3]

このため、「ゲームボーイで初めて作られたゲーム」と理解するのは正確ではありません。いろいろな機種で知られるようになるより前に、コンピューター上の最初の版がありました。

5.最初の発想が、いろいろな場所へ広がった

公式年表では、1985年のIBM PCへの移植、1988年の日本でのPC・ファミコン版、1989年のHenk Rogers氏による携帯ゲーム向け権利の確保と任天堂へのライセンスが紹介されています。最初の制作から、別の機種や地域へ広がるまでには、いくつもの段階がありました。 [2]

開発者のプロフィールにもRogers氏との関係が記されており、ゲームの発想を生んだ人と、その遊びを広く届けるために動いた人の役割を分けて読むことができます。作品の歴史は、名前を決めた瞬間だけで完結しているわけではないのですね。 [3]

まとめ:短い名前に、形と作り手の好みが入っていた

テトリスの名前は、4つの正方形というピースの構造と、開発者が好きだったテニスを結びつけたもの。そこから資料をたどると、元になったパズル、最初に動いたコンピューター、世界へ広がる過程まで見えてきました。

次にピースを置くときは、「種類は7つ、どれも正方形4つ」と少しだけ形を見直してみてください。名前の小ネタを知ったあとなら、いつもの盤面にも、作られたときの考え方を感じられるかもしれません。

出典・参考資料

本文中の番号から、この一覧の対応する資料へ移動できます。事実関係は以下の公式資料に基づき、本文の「本記事の捉え方」「読み解き」「感想」は筆者の解説として区別しています。公開日が表示されていない資料の日付は推測していません。

  1. About Tetris ↗
    発行元:Tetris公式/著者・発言者:個人著者名の表示なし
    参照箇所:How do you play?/Who created Tetris?
    確認した内容:tetraとtennisを組み合わせた命名/4個の正方形と7種類の基本ピース/Pentominosに着想を得た落下型の電子ゲーム
    確認日:2026年10月28日
  2. The History of Tetris ↗
    発行元:Tetris公式/著者・発言者:個人著者名の表示なし
    参照箇所:1984/1985/1988/1989の年表項目
    確認した内容:1984年にElectronika 60上で最初の版を開発/1985年のIBM PCへの移植/1988年の日本でのPC・ファミコン版/1989年の携帯ゲーム向け権利と任天堂へのライセンス
    確認日:2026年10月28日
  3. Corporate Bios:Alexey L. Pajitnov/Henk Rogers ↗
    発行元:Tetris公式/著者・発言者:個人著者名の表示なし
    参照箇所:Alexey’s background・Tetris Creation/Tetris to the World
    確認した内容:当時モスクワの科学アカデミーに勤務していたこと/1984年6月に余暇を使って制作したこと/Henk Rogers氏との関係と世界へ広げる役割
    確認日:2026年10月28日

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